暮らしと移動
暮らしと移動 一 バンコクの空港AMI RESORT【図解】バンコクの空港からタクシーで市内へ。深夜に動いている乗り物と、料金の内訳
バンコクの空港に23:00に着いたとき、市内へは何で出ればいいのでしょうか。タクシーに乗っても、払うのはメーターに出た額だけではありません。空港からタクシーで市内へ出るときに払うものを内訳で並べ、深夜に動いている乗り物と、それぞれどの階から乗るのかをまとめます。
大塚あみ /
/ タイ・移動
着いた時刻で、選べる乗り物が変わる
23:00にスワンナプーム空港に着いたとします。このとき空港バスはもう終わっていて、市内へ出る方法は昼に着いた日より少なくなります。
空港の電車は24:00まで走っています。ただし公式が出しているのは営業時間で、最後の電車が何時に出るかは書かれていないので、駅で確かめます。
だから最初に見るのは、値段ではありません。自分が着く時刻に、まだ動いているものはどれかです。ドンムアン空港に着く日は、乗るものが変わります。
暮らしと移動 一 バンコクの空港着いた時刻で、選べる乗り物が変わる
横の目盛りが時刻、帯はその乗り物が動いている時間帯です。
- メータータクシー0:00 〜 24:0024時間
- AOTリムジン0:00 〜 24:0024時間
- 空港の電車5:30 〜 24:0010〜15分ごと
- 空港バス(S1系統)4:30 〜 22:00王宮前広場まで
- Limo Bus8:00 〜 22:0020〜30分ごと
0124時間動いているのは、メータータクシーとAOTリムジンの2つです。空港の電車は5:30から24:00まで、空港バスのS1系統は4:30から22:00まで、Limo Busは8:00から22:00までです。
タクシーのアプリは、上の時刻の図に入れていません。動いている時刻を載せている公式のページが見つからなかったからです。
ただしタイで使えるタクシーのアプリのGrabは、早朝でも深夜でも予約を受けると書いています。深夜にその場で呼んで車が来るかどうかは、書かれていません。
Grabで予約できる時刻
早朝でも深夜でも予約できる。予約できるのは、乗る時刻の90日前から75分前までのあいだ
バンコクの空港のタクシーで払うのは、メーターの額だけではない
メータータクシーで市内へ出ると、払うものは3つに分かれます。メーターに出た額、空港使用料、それに高速道路を通ったときの使用料です。
この3つは名前も決まり方も違います。メーターに出た額は走った距離で変わり、空港使用料は空港から乗るときだけ付き、高速道路使用料は通ったときだけ付きます。
暮らしと移動 一 バンコクの空港同じ空港から乗っても、払うものは乗り物で違う
上が払うものの名前、下がそれを払う乗り物です
02メータータクシーで払うのは3つ、空港の電車はきっぷの運賃だけです。タクシーのアプリで乗ると、画面に出た額のほかに、高速道路を通ればその使用料がかかります。割増が付いたときは、その分も別に払います。
1メータータクシーは1階の乗り場で整理券を取る
メーターに出た額のほかに、空港使用料50バーツと、高速道路を通ったときの使用料を払います開いて読む閉じる
スワンナプーム空港では、着いた階は2階で、メータータクシーの乗り場は1階です。着いたらまず1つ下の階へ降ります。
乗り場には発券機があります。整理券を取ってから、タクシーに乗ります。
メータータクシーの乗り場と乗り方
乗車場所は1階のタクシー乗り場。発券機で整理券を取る。営業時間は24時間
メータータクシーでメーターに出る額
スワンナプーム国際空港からバンコク市内まで、メーターに出る額は約250〜400バーツ。このほかに、高速道路を使ったときだけかかる使用料(25バーツから)と、空港使用料50バーツを別に払う
2タクシーのアプリは、乗る前に運賃が画面に出る
アプリの画面に出るのは、高速道路の料金と割増を除いた額です開いて読む閉じる
Grabのアプリで車を呼ぶと、乗る前に額が画面に出ます。乗りたい時刻を指定して、前もって予約することもできます。ただし、その額に高速道路使用料と割増は入っていません。
私は空港ではアプリで呼んでいて、タクシー乗り場から乗ったことはありません。
アプリの車で高速道路を通った分は、降りたあとに画面の額へ足されます。バンコクで乗ったとき、通っていない高速道路の使用料が足されていたことがありました。私はアプリの会社に、その高速道路は通っていないと伝えて、使用料を戻してもらいました。
Grabの画面に出る額に何が入っていないか
Grabでは、予約する前に料金が分かる。ただしその額には、高速道路の料金と割増は入っていない
3AOTリムジンは到着階のカウンターで頼む
AOTリムジンの料金は公表されていないので、カウンターで聞いてから頼みます開いて読む閉じる
空港が運営している車があり、AOTリムジンといいます。カウンターで行き先を伝えて頼む形です。そのカウンターは、着いた階と同じ2階にあります。
AOTリムジンとは何か
スワンナプーム国際空港が運営している車のサービスで、24時間対応。乗車場所は到着フロア(2階)
4空港の電車はパヤタイ駅まで45バーツ
空港の電車で払うのは、きっぷの運賃だけです開いて読む閉じる
空港には電車の駅があり、そこからエアポート・レール・リンクという電車が出ています。空港の駅から終点のパヤタイ駅まで、運賃は45バーツ、所要時間は約26分です。
空港の電車の運賃と時間
スワンナプーム空港駅が始発、パヤタイ駅が終点。運賃45バーツ、所要時間は約26分。営業時間は05:30〜24:00で、10分〜15分ごとに走る
私も空港の電車に乗ったことがあります。車と違って、渋滞で時間が延びることはありません。
パヤタイ駅からは市内の電車に乗り換えます。乗り換えた先の電車は、使えるきっぷやカードが線によって違います。
【図解】バンコクの電車の乗り方。タッチ決済で改札を通れるのはBTSかMRTか改札の前で財布の中を見て、手が止まります。バンコクの電車では、切符を買う列に並ぶのか、日本のカードをそのままかざすのかが、その場では分かりません。BTSとMRTの乗り方を、払い方から改札の通り方までの順で見ていきます。amiresort.com
5空港バスは、走る先が決まっている
空港バスに乗る前に、自分の行き先がそのバスの走る道筋にあるかを見ます開いて読む閉じる
空港バスは、走る先が決まっています。自分の行き先がそのバスの走る道筋の上に無ければ、途中で降りて乗り換えます。
Limo Busというのも空港バスの1つで、AOTリムジンとは別のものです。スワンナプーム空港では、Limo Busの乗り場は1階8番出口の前です。
S1系統のバス
スワンナプーム国際空港からカオサン通りを経て王宮前広場まで走る。運行時間は04:30〜22:00、料金は60バーツ
Limo Bus
1階8番出口の前から、08:00〜22:00のあいだに20分〜30分ごとに走る。片道180バーツ
乗る場所は、階と出口の番号で分かれている
空港の中で迷うのは、乗り物ごとに乗る場所が違うからです。着いた階のまま頼めるものと、1つ下の階へ降りて乗るものがあります。電車とS1系統のバスは、階ではなく駅や乗り場の名前で案内されます。
アプリで呼ぶと、どこへ行けばいいかが画面に出ます。私が行ったのは1階で、案内の看板がたくさん出ていました。
決まった停車枠に車が着くのではありません。画面の場所まで行って、運転手に自分がどこにいるかを伝える形でした。車を待つ人も並んでいました。
ホテルの送迎を頼んだ日も、待ち合わせる場所を先に決めておきます。着いた階と、車が着ける階が同じとは限りません。
行き先のエリアがまだ決まっていないなら、下の「バンコクのエリア地図」にどこへ何があるかがあります。
【図解】バンコクのエリア地図。ホテル・観光・住む場所と空港のおすすめ13エリア初めてのバンコクで、どのエリアに泊まるか迷いませんか。空港2つを入れた13エリアを、日本語のわかりやすい地図にしました。タップすると、観光・ホテル・住む場所・駅の情報が開きます。amiresort.com
空港から市内までにかかる時間は、日によって変わる
この記事に車の所要時間を書いていないのは、走る時間が日によって変わるからです。スワンナプーム空港から市内までで公式が時間を出しているのは、空港の電車の約26分だけです。
朝だから空いている、とは限りません。私が車で動いたなかでいちばん時間がかかったのは、朝の早い時間でした。高速道路を通った日は、通らなかった日より短い時間で着いています。
夕方は渋滞に入ります。私は昼のうちに用を済ませて、夕方より前に動き終えるようにしています。
ドンムアン空港に着いた日は、乗るものが変わる
バンコクには空港が2つあり、もう1つはドンムアン空港です。着く空港で、走っている乗り物も額も変わります。
ドンムアン空港のタクシー
ドンムアン空港からバンコク市内までは約300バーツ。このほかに、高速道路を使ったときだけかかる使用料と、空港使用料を払う
ドンムアン空港から電車で市内へ
国内線ターミナルの2階から案内表示に従って歩くと、SRTダークレッドラインのドンムアン駅に着く。市内の地下鉄に乗り換えられるバンスー駅までは約20分
ドンムアン空港の乗り物が何時から何時まで動くかは、公式の案内に出ていませんでした。深夜に着く日は、乗り場の表示で確かめます。
2つの空港のあいだには、無料のバスが走っています。ただし乗れるのは、条件に当てはまる人だけです。
ドンムアン空港から乗るときに何を見せるかは、公式に出ています。スワンナプーム空港から乗るときにも同じものが要るかは書かれていないので、乗り場で確かめます。
ドンムアン空港から無料のバスに乗るときに要るもの
料金は無料。ドンムアン国際空港に着いてから24時間以内にスワンナプーム国際空港を発つ便の、航空券か、その控えの画面(E-ticket)と、パスポートを見せる必要がある
同じ無料のバスに、スワンナプーム空港から乗るときの乗り場
乗り場は2階3番出口付近。運行時間は05:00〜24:00、料金は無料
タクシーに乗る前に、手元の現金を整える
メータータクシーは現金で払います。空港の両替所でまとまった額を替えると、手元に来るのは1000バーツ札ばかりになります。市内までの額は1000バーツより小さいので、1000バーツ札を出すとお釣りが要ります。
だから、乗る前に細かい札を作っておきます。1000バーツ札を細かく崩せる場所は、下の「タイの1000バーツ札の崩し方」にあります。
【図解】タイの1000バーツ札の崩し方。屋台で使えないお札を100バーツ札に変える方法両替所を出たとき、財布に入っているのはたいてい1000バーツ札です。ところが屋台やローカルの食堂では、その1枚を出しても受け取ってもらえず、そこで困ります。タイの1000バーツ札の崩し方は3つあって、駅の窓口、セブンイレブン、大きな店のレジで崩します。口座を持たない観光客も、パスポートでQRコード決済を用意できます。amiresort.com
空港の両替所と市内の両替所では、同じ額の円を出しても受け取るバーツが違います。その差と、ATMで引き出したときに払うものは、下の「タイの両替とATM」にあります。
【図解】タイの両替とATM。円をバーツにする4つの方法と、取られる手数料両替所の窓口に着いて、掲示のレートを見上げます。ここで替えるのが得なのでしょうか。それともATMで引き出したほうがいいのでしょうか。タイの両替とATM、カード払い、送金の4つを並べて、何を取られるかと、現金で両替するなら10万円がいくらになるかで比べます。amiresort.com
よくある思い違い
- ❌ メーターに出た額を払えば終わり。実際は、空港から乗ると空港使用料の50バーツが付き、高速道路を通ればその使用料も別に払います
- ❌ アプリに出た額のほかには払わない。Grabは、画面に出る額に高速道路の料金と割増が入っていないと書いています
- ❌ 着いた階にタクシーの乗り場がある。メータータクシーの乗り場は1階で、着くのは2階です。到着フロアで頼めるのはAOTリムジンです
- ❌ 0:00を過ぎて着いても電車で市内へ出られる。空港の電車が走るのは5:30から24:00までで、0:00から5:30のあいだは動いていません。その時間にその場で乗れるのはメータータクシーとAOTリムジンで、4:30からは空港バスのS1系統も動きます
- ❌ 2つの空港をつなぐ無料のバスは誰でも乗れる。ドンムアン空港から乗るには、着いてから24時間以内にスワンナプームを発つ便の、航空券とパスポートが要ります
- ❌ AOTリムジンの料金は公式に出ている。空港が運営している車だと書かれているだけで、額は公表されていません
まとめ|空港を出る前に決めておくこと
先に見ておくのは、着く空港と、着く時刻と、行き先と、手元の現金です。この4つが分かっていれば、乗るものは絞られます。
この記事の額と時刻は、2026年9月27日(タイ時間)に、タイ国政府観光庁の日本語の公式ページで確認しました。空港の電車の営業時間は、その公式ページに「2023年3月現在」と書かれています。走る時刻と額は変わるので、行く前に現地の案内を確かめてください。
空港の宿を公開データで採点したものは ハイアット リージェンシー スワンナプームの採点にあります。