暮らしと移動
暮らしと移動 一 タイの現金AMI RESORT【図解】タイの1000バーツ札の崩し方。屋台で使えないお札を100バーツ札に変える方法
両替所を出たとき、財布に入っているのはたいてい1000バーツ札です。ところが屋台やローカルの食堂では、その1枚を出しても受け取ってもらえず、そこで困ります。タイの1000バーツ札の崩し方は3通りで、駅の窓口、セブンイレブン、大きな店のレジです。観光客が作れるQRコード決済も、パスポートだけで登録できます。
タイの1000バーツ札の崩し方は、行き先で選ぶ
両替所を出ると、財布の中は1000バーツ札ばかりです。屋台でその1枚を出すと、店の人は首を振ります。
両替が済んでも、そのままでは屋台で払えません。1000バーツ札は、崩せる行き先を選んで持って行きます。
暮らしと移動 一 タイの現金両替所でもらうお札と、屋台で出せるお札は違う
上が両替所を出たときの財布、下が屋台で払うときの財布です。上下で同じ番号は同じお札で、1が1000バーツ札、2が500バーツ札、3が100バーツ札です
01両替所では、額面の高いお札でまとめて渡されます。屋台やローカルの食堂で出せるのはたいてい100バーツ札までなので、1000バーツ札は使う前に100バーツ札へ替えておきます。
屋台の引き出しには、1000バーツ札を出されたときに返せるだけの小さいお札が入っていません。1000バーツ札を受け取っても、店はその場でお釣りを出せません。断られるのは意地悪ではなく、店にお釣りの用意が無いからです。
崩せる場所は3つ。屋台と個人商店では崩せない
1000バーツ札を崩せる行き先は、駅の窓口、セブンイレブン、大きな店のレジの3つです。この3つはどこも、何か払うついでに1000バーツ札を出せば、お釣りを100バーツ札で受け取れます。屋台と個人商店は崩す場所ではなく、崩したあとに払う場所です。
暮らしと移動 一 タイの現金1000バーツ札を出してよい場所と、出してはいけない場所
上の段が1000バーツ札を出す場所6つ、下の段はそこで崩せるか崩せないかです
02駅の券売機にもお札は入りますが、500バーツ札までです。1000バーツ札を出すなら、同じ駅でも窓口に行きます。
交通カードにチャージできる場所
BTSの窓口、MRTのイエロー・ピンクの窓口、BRT(バス高速輸送)の窓口、BTS全駅の自動券売機、チャージを扱う店
BTSの券売機は2種類ある
硬貨だけの機械(1・2・5・10バーツ)と、硬貨に加えて20・50・100・500バーツの紙幣とQRも使える機械
1駅の窓口 — 1000バーツ札を受け取るのは、券売機ではなく窓口
電車に乗る予定があり、1000バーツ札しか持っていないとき開いて読む閉じる
BTSの駅には券売機と窓口があり、交通カード(ラビットカード)のチャージはどちらでもできます。MRTのイエロー・ピンクの2路線は、窓口だけです。
ただし券売機に入るお札は500バーツまでで、1000バーツ札は受け付けません。1000バーツ札でチャージするときは、券売機の列ではなく窓口に並びます。
交通カードのチャージの最低額と上限
1回のチャージは最低100バーツ。カードに入れておけるのは合計4,000バーツまで
私は駅の窓口で、交通カードに200バーツをチャージしました。1000バーツ札を出して、お釣りを800バーツ受け取りました。お釣りは100バーツ札が8枚で、そのまま屋台で出せます。
2セブンイレブン — アプリのウォレットに入れて、お釣りを100バーツ札で受け取る
電車に乗らない日で、QRコード決済も使えるようにしておきたいとき開いて読む閉じる
セブンイレブンでは、アプリのウォレット(TrueMoney Wallet)に現金を入金できます。1000バーツ札を出して200バーツを入れれば、お釣りの800バーツが戻ってきます。
レジで見せるのはアプリのバーコードです。携帯番号を言うだけの方式は、タイのIDカードを持つ人しか使えません。
セブンイレブンの店頭で入金するやり方
携帯番号を伝える方式は、タイのIDカードを持つ人だけが使える。それ以外の人はアプリでバーコードを出し、レジで読み取ってもらう
店頭で入金するときの手数料
月に30回までは無料。31回目からは1回につき5バーツ
私もセブンイレブンのレジで現金を渡して、ウォレットに入金しました。アプリの残高が増えて、お釣りはお札で戻ってきました。
3大きな店のレジ — 少しの買い物で崩すとき、どの店を選ぶか
駅にもコンビニにも寄らないまま、手持ちのお札を100バーツ札にしておきたいとき開いて読む閉じる
大きな店のレジは、1000バーツ札を受け取ってくれることが多いです。スーパーやドラッグストア、モールの中の店なら、お釣りの用意があるので1000バーツ札を出しても断られにくいです。
飲み物を1本買って1000バーツ札を出すと、お釣りはたいてい100バーツ札で戻ります。屋台に向かう前に、こうして手持ちを100バーツ札に替えておきます。
何バーツ札まで使えるかは、店を見れば分かる
ローカルな店では、100バーツ札までしか払えないことが多いです。500バーツ札でも、お釣りが無いと断られることがあります。店の種類を見れば、使えるお札の上限はだいたい分かります。
「現金は使えません」と掲げたフードコートで、私がクレジットカードを出すと、店員から「プロンプトペイでしか払えない」と言われました。現金もカードも通らないまま、注文の前で立ち往生しました。
「現金は使えません」とだけ書いてあっても、カードが通るとは限らず、QRしか受け付けない店があります。
だから、現金もQRも、両方払えるようにしておきます。
観光客が作れるのは、銀行のプロンプトペイではない
プロンプトペイは、タイの銀行の口座を携帯番号や国民IDに紐づけて使う仕組みです。登録にはタイバーツの個人口座が要ります。
口座を持たない観光客が使えるのは、パスポートだけで作れるTrueMoney Walletです。アプリに入れた残高から、QRコード決済で払います。
暮らしと移動 一 タイの現金ウォレットは、アプリの中で作り、現金は店で入れる
上が作るとき、下が現金を入れるときです
03作るときに店へ行く必要はありません。店に行くのは、現金を入れるときです。現金を入れるときに1000バーツ札を出せば、お釣りで崩せます。
ウォレットの作り方(タイの国籍を持たない人)
アプリで「非タイ人(Non-Thai citizen)」を選び、パスポートを読み取らせ、パスポートを持った自撮りを撮る。承認はSMSで1〜3営業日
プロンプトペイの登録に要るもの
口座が無いと登録そのものができない。登録できるのはタイバーツの個人の口座(普通預金か当座預金)を持つ人だけで、その口座を携帯番号に紐づけるときは、タイの国籍が無くてもパスポートで手続きできる
ウォレットに持てる残高の上限
パスポートだけで本人確認をした場合は30,000バーツ。パスポートに別の書類を足して確認すると50,000バーツ
私がこのウォレットを登録したときも、出したのはパスポートだけでした。本人確認はアプリの中で終わり、やったのは自撮りとパスポートの撮影だけでした。店に行ったのは、入金のときだけです。
私は電車ではまだウォレットを使っていません。交通カードにチャージしておく方が、手間がかかりません。改札で何を出すかは、バンコクの電車の記事にあります。
【図解】バンコクの電車の乗り方。タッチ決済で改札を通れるのはBTSかMRTか改札の前で財布の中を見て、手が止まります。バンコクの電車では、切符を買う列に並ぶのか、日本のカードをそのままかざすのかが、その場では分かりません。BTSとMRTの乗り方を、払い方から改札の通り方までの順で見ていきます。amiresort.com
よくある思い違い
- ❌ タイは現金の国だから、現金を多めに両替しておけばいい。実際は、多めに替えるほど1000バーツ札の束が増えて、屋台で出せないお札ばかり持つことになります
- ❌ 駅の券売機に1000バーツ札を入れれば崩せる。実際は、券売機に入る紙幣は500バーツ札までで、1000バーツ札は窓口に出します
- ❌ 交通カードのチャージは窓口でしかできない。実際は、BTSなら全駅の券売機でもチャージできます。窓口に行く理由はチャージではなく、1000バーツ札を崩すためです
- ❌ セブンイレブンでは、現地の人と同じやり方で入金できる。実際は、レジで携帯番号を伝えて入金できるのは、タイのIDカードを持つ人だけです。持っていない人は、アプリでバーコードを出して店員に読み取ってもらいます
- ❌ プロンプトペイは、観光客でもすぐ作れる。実際は、その登録にタイの銀行の口座が要ります。口座がない人は、アプリのウォレットに現金を入れて、その残高からQRコード決済で払います
財布の中を、4つに分けておく
バンコクに着いた日は、両替のあとに駅の窓口か大きな店のレジに寄って、1000バーツ札を先に崩しておきます。屋台に向かう前に、財布の100バーツ札が何枚あるかを見ます。切らしそうになったら、飲み物1本でまた崩します。
ウォレットにも、少しだけ残高を入れておきます。キャッシュレスしか受け付けない店の前で、お札を握ったまま止まらずに済みます。
セブンイレブンの入金で崩せるのは、ウォレットが使えるようになってからです。着いた初日は、駅の窓口か大きな店のレジで崩します。
崩し方を知っていれば、1000バーツ札の束はその日のうちに100バーツ札と小銭とQRの残高に変わります。両替だけでは、タイで払う準備は終わりません。両替の次の一手は、崩しに行くことです。