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暮らしと移動

MRTの改札とBTSの改札を左右に並べ、3つの払い方が通れるかを○と×で示した図。MRTはクレジットカード・ラビットカード・1回券のどれでも通れるが、BTSはクレジットカードだけが×で、ラビットカードと1回券は通れる。暮らしと移動 一 バンコクの電車
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図解】バンコクの電車の乗り方。タッチ決済で改札を通れるのはBTSかMRTか

改札の前で財布の中を見て、手が止まります。バンコクの電車では、切符を買う列に並ぶのか、日本のカードをそのままかざすのかが、その場では分かりません。BTSとMRTの乗り方を、払い方から改札の通り方までの順で見ていきます。

バンコクの電車の乗り方は、払い方から決まる

財布に、日本で使っているタッチ決済つきのクレジットカード1枚あるとします。VISA・Mastercard・UnionPay のどれかなら、MRTの改札は読み取り機にかざすだけで通れます。BTSの改札は同じカードを受け付けないので、切符を買う列に並びます。

暮らしと移動 一 バンコクの電車

手持ちによって、通れる改札が変わる

上が手に持っているもの、下がBTSとMRTそれぞれの改札を通れるかです

手に持っているもの1クレジットカードContactlessタッチ決済つきAMRTの改札を通れる21回券Single Journey券売機・窓口Bどちらの改札も通れる3ラビットカードRabbit CardBTSの窓口4一日乗車券One-Day PassBTSの窓口CBTSの改札を通れるどの改札を通れるか
手に持っているもの1クレジットカードContactlessタッチ決済つき21回券Single Journey券売機・窓口3ラビットカードRabbit CardBTSの窓口4一日乗車券One-Day PassBTSの窓口どの改札を通れるかAMRTの改札を通れるBどちらの改札も通れるCBTSの改札を通れる

01クレジットカードのタッチ決済は、MRTならどの線でも通れて、BTSの改札では使えません。ラビットカードは、BTSと、MRTのイエローライン・ピンクラインで使えます。MRTのブルーライン・パープルラインでは使えません。

BTSの券種(タッチ決済の項目が無い)
BTS公式の券種一覧に載るのは Single Journey Card・One-Day Pass・各種 Rabbit Card だけで、クレジットカードのタッチ決済の項目が無い
MRTで使えるクレジットカード(4路線とも)
VISA・Mastercard・UnionPay のタッチ決済。タイ国内の発行でも海外の発行でもよい。ブルーライン・パープルラインに加えて、イエローライン・ピンクラインでも通れる

払い方は4通り。自分はどれで通るかを選ぶ

何も買わずに通れるものから、先に買ってから通るものへの順に見ていきます。手持ちのクレジットカード、1回券、ラビットカード、一日乗車券の4つで、後ろの3つは駅で手に入れます。どれで通るか改札の前で決めると、並ぶ列が決まります。

券売機の前に立つと、周りの人はQRで払っています。私もQRを使えるようにしましたが、電車ではまだ試していません。

払い方BTS(緑・金)MRT(青・紫)MRT(黄・桃)
クレジットカードのタッチ決済通れない通れる通れる
1回券(カード・トークン)通れる通れる要確認
ラビットカード通れる通れない通れる
一日乗車券通れる通れない要確認

1手持ちのクレジットカード — かざして通れるのはMRTだけ

手持ちのカードで通れるのは、MRTだけです。VISA・Mastercard・UnionPay のタッチ決済つきなら、日本で発行されたカードでも改札の読み取り機かざして通れます。JCB は MRT でも使えないので、1回券を買います。

連れがいるときは、1回の乗車で1人につき1枚要ります。連れのぶんは、別のカードか1回券で通ります。イエローラインとピンクラインには自動改札が無く、読み取り機は駅の両側にある発券窓口の前の、手動のゲートの脇にあります。

JCB は MRT で使えない
運行会社のFAQは、JCB を「システム開発中」としている
1枚のカードで通れる人数
1回の乗車・1人につき1枚。1枚で2人は通れない
MRTの窓口で売るカードの本人確認
使えるようにする登録に使える電話番号は、タイ国内の番号だけ。登録しないと、最初から入っている分だけしか使えず、イエローライン・ピンクライン・レッドラインでは使えない

21回券 — 券売機には、硬貨しか入らない機械がある

BTSの券売機は2種類あります。硬貨しか入らない機械と、硬貨に加えて紙幣とQRコードも使える機械です。どちらの機械かは見た目で見分けるしかないので、紙幣を出すなら投入口を先に見ます。

私はチットロムで、硬貨しか入らない機械の前で止まりました。両替機は無く、硬貨を作るために買う物も見つからず、紙幣の入る券売機に並び直す気にもなれません。結局その場は窓口へ回り、ラビットカード発行してもらいました。

硬貨だけを持っているなら、どちらの機械でも1回券を買えます。手持ちが、券売機の受け付けない額面の紙幣だけのときは、駅の窓口回ります。窓口は1回券のほかに一日乗車券も扱うので、券売機に紙幣が入らなくても切符は手に入ります。

BTSの券売機2種類が受け付けるもの
TIM(Ticket Issuing Machine)=1・2・5・10バーツの硬貨だけ/TVM(Ticket Vending Machine)=同じ硬貨と 20・50・100・500バーツの紙幣
TVMのQRコードと、1回に買える枚数・窓口で買える(英語版)
TVM=「It accepts both coins, banknotes and QR-code for payment」「Passengers can buy up to 10 tickets per transaction」/窓口の POS=Single Journey Card と One Day Pass を発行する

3ラビットカード — BTSで何日乗るなら、窓口で作るか

BTSに何日も乗るなら、駅の窓口でラビットカードを作ります。払うのは発行手数料と最初から入っている残高のぶんで、年会費はありません。1回券を毎回買う列に並ばずに、改札へ直接向かえます。

運賃が引かれるのは、着いた駅を出るときです。改札にタッチすると、カードの残高から自動で引かれます。残高が少なくなったら、窓口で足します。

ラビットカードの値段と内訳
200バーツ(発行手数料100+最初から入っている残高100)。年会費なし。デポジット(預かり金)は公式の説明に無い
ラビットカードが使える路線
BTS の3路線(スクンビット線・シーロム線・ゴールドライン)と MRT のイエローライン・ピンクライン、一部のバスと船。MRT のブルーライン・パープルラインでは使えない

4一日乗車券 — 1日に何回乗る人のための券か

一日乗車券は、BTSの窓口買う券です。1日のうちにBTSで何度も乗る日に向きます。サイアムから東のオンヌット、西のバンワーと回る日なら、駅の運賃表と一日乗車券の値段を見比べてから決めます。

買えるのは駅の窓口で、券売機では扱っていません。有効なのは、買った日のその日だけです。MRTに乗る区間があるなら、そのぶんは別に払います。

BTSとMRTは別の会社。乗り換えの駅は名前が違う

運行する会社は、BTSとMRTで別です。そのため、乗り換えの駅に2つの名前付いていることがあります。BTSのアソークとMRTのスクンビットは同じ場所、BTSのサラデーンとMRTのシーロムも同じ場所です。

北のモーチットも、MRTではチャトゥチャックパークという名前になります。同じ名前で乗り換えるのは、西のバンワーのように数えるほどです。地図で隣どうしに見えても、看板の名前はだと思って探します。

改札の通り方は、払い方で変わる

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入るときと出るときで、改札での動きが変わる

上が入るとき、下が出るときです。同じ手持ちには同じ番号が付いています

入るとき1改札の上の面にタッチMRTのトークン2タッチ決済の記号にタッチクレジットカード(MRT)3改札にタッチラビットカード(BTS)出るとき1投入口に落とすMRTのトークン2同じ1枚をタッチクレジットカード(MRT)3タッチ(ここで運賃が引かれる)ラビットカード(BTS)

02MRTのトークンは、入るときは改札の上の面にタッチし、出るときは投入口に落とします。クレジットカードで入った人は、同じ1枚をかざして出ます。ラビットカードは、出るときに運賃が引かれます。MRTのイエロー・ピンクには自動改札が無く、発券窓口の前の手動のゲートの脇に読み取り機があります。

MRTのトークンの通し方
入るときは改札の上の面にタッチ、出るときは投入口に落とす
入るときと出るときで違うカードを使ったとき
どちらのカードにも最高額の運賃が引かれる
ラビットカードの運賃が引かれるとき
着いた駅を出るときに、カードの残高から自動で引かれる
MRTイエロー・ピンクの読み取り機の場所
自動改札ではなく、駅の両側の発券窓口の前にある手動のゲートの

よくある思い違い

  • ❌ BTSもMRTも、日本のカードをかざせば通れる。実際は、かざして通れるのはMRTだけで、BTSは1回券かラビットカードを先に買います
  • ❌ ラビットカードを1枚持てば、BTSもMRTも乗れる。実際は、MRTのブルーとパープルでは使えず、使えるのはBTSとMRTのイエロー・ピンクです
  • ❌ MRTカードは駅の窓口で買える。実際は、MRTカードとMRT Plusは2026年6月1日で使えなくなり、この2つについて窓口が受け付けるのは残額の払い戻しだけです
  • ❌ 1枚のカードで、連れのぶんもまとめて通れる。実際は、1回の乗車で1人につき1枚が要り、連れには別のカードか1回券が要ります
  • ❌ 20バーツで乗り放題になったと聞いた。実際は、タイの13桁の国民IDを持つ人だけが対象の均一運賃で、旅行者の運賃は距離で決まります
MRTカード/MRT Plus の終わりと払い戻し
2026年6月1日に使用が終わり(改札にタッチして入場できない)、2026年4月1日にチャージも止まった。残額の払い戻しは 2027年12月31日まで、ブルーライン・パープルライン各駅の発券窓口で、身分証を見せて現金で受け取る
20バーツの均一運賃の対象と期間
タイの13桁の国民IDを持つ人だけが対象。期間は 2025年10月1日から 2026年9月30日まで

改札の前で、何を出すか

バンコクの電車の乗り方は、改札の前で何を出すかに行き着きます。数日で数回しか乗らない人は、MRTなら手持ちのタッチ決済のカード、BTSなら乗るたびに1回券で通ります。

毎日何度も乗る人は、BTSならラビットカード、MRTなら同じタッチ決済のカードで改札を通ります。VISA・Mastercard・UnionPay のタッチ決済が無い人は、MRTでも1回券です。BTSは、乗る回数に合わせて1回券かラビットカードを選びます。